撮影取材の庭巡り 平成23年7月25日
来年秋に発売予定のムック本「雑木の住空間をつくる」(仮タイトル)、今日はその撮影のために4件ほど庭を廻りました。
昨年春に竣工した千葉市緑区Hさんの庭に夏の木漏れ日が揺れます。曇りがちの今日、雲の晴れ間の木漏れ日の瞬間を狙っての撮影でした。
タイル張りのテラス、夏の日中は木陰となるよう配植しています。夏の強い日差しと白いタイル、木々の深い緑と青空が、いきいきとした夏の庭に躍動感を感じさせてくれます。
和室前の犬走りを木々の合間から垣間見たところ。
和室前、軒先の水鉢も、周辺の緑とともに落ち着いてきました。
そしてこれは玄関ポーチ前の水鉢と植栽の様子。緑の濃さと強い光のコントラストが夏らしさの中に涼感を添えます。
庭の一角、菜園スペースのわきに設けた作業小屋の佇まい。広いこの庭も竣工後1年が経過して緑深まり、徐々に良い雰囲気を奏で始めて来たように感じます。
撮影の最後に、ついひと月前に竣工したコミュニティカフェ「どんぐりの木」を訪ねました。
僅か1ヶ月の間に木々は見違えるほど落ち着き、元気な様子に、「この庭は愛されているな」と感じます。
庭も木も人も、愛されなければよくなりません。竣工後、この庭の木々はすぐに過酷な夏を迎えたにもかかわらず、これほど元気に根ざそうとしている様子に感動です。
オープンしたばかりのカフェの室内に、窓越しに木々の潤いがとても和やかに伝わってきます。
時間ごとに表情を変える木漏れ日、木々の効果は絶大です。
玄関からの見返りの景。夕方の日差しが心地よく差し込みます。これが竣工後1カ月目の庭です。
撮影にご協力いただきましたお客様、どうもありがとうございました。