梅雨に映える・・・ 平成23年6月18日
雨の中、4月から工事続行中の、神奈川県真鶴半島での石積み工事現場にうかがいました。
急斜面の中腹での石積みは、総延長100㎡もの大がかりな工事です。狭く危険な傾斜地での仕事のため、少人数でコツコツと仕事を進めるしかありません。
傾斜地に回遊路を設けるために積み上げたこの石垣は高さ2m。崩れ積みという手法で、石と石をがっちりとかみ合わせながら積んでいきます。
しっかりと積まれた石積みはそれだけで圧倒的な力強さを感じさせます。
付近の山を訪ねると、雨にぬれたアジサイの花が神々しく美しく、清らかな水滴を乗せて光っていました。
梅雨に映えるアジサイの花、なんという美しさでしょう。
雨が似合う梅雨時の花。素晴らしく、美しく、言葉もありません。アジサイは雨の日が最も美しく映えるようです。
ヤマボウシの純白の花も雨にぬれ、清らかな緑の葉っぱに水滴が光ります。なんという清らかな姿でしょう。
美しすぎます。この世にこれほどの無垢の清らかな世界があるということ、感動です。
そして、この美しい自然、美しい木々の命は今この瞬間も再生を繰り返しています。
クスノキの老木です。その太い幹の下部からは、新たな若い枝葉が芽吹いています。老木の上部が朽ち果てた後、これらの若い枝葉が新たに伸びて、命を繋いでゆくことでしょう。
梅雨時の森は美しすぎます。