千葉県成田市Wさんの庭つくり 平成23年2月23日
千葉県成田市、Wさんの造園工事が始まって、今日で実働4日目となりました。
駅周辺の分譲住宅地ですが、西端に位置しているため、雑木林に接して比較的恵まれた環境にあります。
隣接する雑木林と一体化させて庭に引き込むような景色をつくろうと考えています。
庭の骨格となる落葉雑木高木の配植が大方終わり、この後、色とりどりの亜高木、中木、中低木を織り交ぜて、豊かな緑の中にこの家屋を包み込んでいきます。
土舗装予定の駐車スペースと庭との境となる石積み土留めの様子。
植栽の中に自然になじんでゆくよう、比較的ラフに大胆に積んでいきます。仕上げ植栽前の施工途中の段階ではまだうるおいに乏しく、石の力ばかりが目立って見えます。
植栽のない今はボリューム的に強く感じられる石積みも、この後の仕上げ植栽の中に溶け込ませてゆくことで緩和され、家屋を含めて敷地全体のバランスを整えてゆくのです。
来週には仕上げ植栽にかかり、この庭も大きく変身することでしょう。
植栽による空間作りの効果を高めるためにも、石や水鉢、雑木高木の幹の線などの骨格配置や素材の選別がとても大切になります。石を組みながらも植栽仕上げとの調和を考えながら、そのボリュームを判断することが大切だと思います。