庭造り

小田原市の庭 石窯ドーム 平成22年10月6日

 東名高速道路の集中工事渋滞を越えて、小田原の庭工事から帰宅するとすでに夜の9時を回ります。

 

 下草植栽後の水舟周辺の景、今朝の様子です。

 

 庭に造った小さな流れの上流部からみた庭の様子です。丹沢水系に位置するこの地域では、時期によってあちこちで地下水が自噴します。この庭の井戸も、富士山の雪解けの水があふれでる夏の時期には、地盤面よりも水位が上がります。これを流れの水源に活かさない手はありません。
 その風土の特徴を庭に活かすことで、その庭は初めて土地に溶け込むものとなります。
風土の風景を再生するのも私の仕事の一つと心得ます。

 奥に見えるのは石窯ドームです。ユーモラスな佇まいが庭の風景を面白くしています。

 石窯の蓄熱層となるドーム内側が完成しました。ドームに埋め込まれたたくさんの石が熱を蓄えて、その熱でパンを焼いたりピザを焼いたり、さまざまな料理が楽しめます。
 この後、ドームの周りをさらに10センチ厚の断熱層となる土を塗れば完成です。

 石窯ドームなど、さまざまな造作を違和感なく景色に調和させてゆくのが造園というものです。
 ここに植栽の技が活きてきます。
 木々の力はすごいです。この新築家屋に対して、ハンドメイドな石窯などの様々な造形物をも、景色の中に調和させてしまいます。

 好奇心旺盛なお施主のTさん、仕事から帰宅されて庭を見た時の喜びの表情を想像しながら、遠き千葉までの帰路につきます。

 お施主様とともに庭つくりの過程を楽しむのが、この仕事の醍醐味です。

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