行田の古代蓮 平成25年7月5日
ピンク色の大ぶりの古代蓮。埼玉県行田市、古代蓮の里が今見頃です。
地中にうずもれて眠っていた古代の蓮が、数千年の眠りから覚めて開花したのです。
この、神秘的なまでの美しさ、この世のものとは思えないほどの感動が、一つ一つの蓮華に相対するたびに、身に染みわたります。
わずか3~4日のはかない命。その間、毎朝開花しては日中には閉じて、そしてまた早朝に開花するのです。
行田の古代蓮とアメリカの黄蓮の中間種、甲斐姫。
そしてアメリカ黄蓮。
純白の、気品溢れる真如蓮。
蓮の花はとても不思議な感動をもたらしてくれます。泥の中から一本の太い茎が伸びてそしてこの世のものとも思えない、清らかで限りなく透明感あふれる花を咲かせては散ってゆく。
それは私たちに、まだ見ぬ極楽浄土の世界を垣間見させてくれるようです。