古材再利用の駐輪小屋完成 平成24年11月4日
先週からかかり始めた千葉市緑区Tさんの造園外構改修工事、家屋の北側に駐輪スペースの屋根組が完成しました。
4台分の自転車をここに収納します。手前の梁組を天秤梁として柱を家側に寄せて、自転車を入れやすくしています。
構造用の木材はすべて、解体古民家の古材再利用です。柱と桁(けた)は50年前の蔵造りの古材、梁(はり)はそれこそ貴重な150年前のかやぶき民家の古材です。
垂木と化粧野地板などの細かな造作材は新しい材料ですが、こんな屋根組でも古材を使うことで味わいのあるものとなります。
古材と新しい材料の組み合わせと収め方、そこに技と感覚が活きてきます。
住宅地の一角の小さなスペースの庭ですが、こんな面積でも、植栽によって見違えるものとなります。
施工まで2年以上もお待ちいただいたTさんの庭、お待ちいただいた分だけ、満足してもらえる住環境つくりに尽力します。