持続できる社会を目指す 平成24年2月14日
朝からの雨で久々の現場作業が休みとなりました。事務仕事は溜まったままですが、たまには気晴らしも必要です。
読みごたえのある本に出会いました。前書きの一文にこうあります。
「 (前文略)
現代の家づくりは、これらの生産者と住み手それぞれが全く切り離された中で、安く、早くに象徴されるお金の合理性だけで造られ、買われ、捨てられていく。
その結果が、シックハウスであり、山林の荒廃であり、ゴミ問題をはじめとする環境破壊なのである。
地域ネットワークの家づくりは、これまでとは正反対に、お金の価値だけでなくもっとトータルな価値、住み手に健康な安らぎを与えるとともに、地域の環境や経済をもよくしようというものである。
ここまでしなければ住まい一つをとっても、もはや私たちは健全な生活の質を得られない時代に生きているのである。」
全く共感であり、私の仕事の一本筋は同じ原点にあります。
そして、それを支持して下さるお客様によって、健全で持続的で、社会や自然に対する負荷の少ない住まいの環境づくりを目指すことができます。
さて、これからの時代、私たちの文明を、英断と覚悟を持って更に発展させていかねばなりません。これまでとは違い、私たちの健全な生存が永続できる社会をつくらねばなりません。
そのために、強く生きていきたいと思います。
強く自立して、自分の仕事をしっかりと方向付けできる先見性を持つ人間は、草の根にたくさんいます。様々な分野で、持続できる社会を大きな視点で求めていかねばなりません。
そして、そうした生き方を着実に生きる者はどんな時代でもたくましく自信を失わずに生きていきます。
下記に、私の大学時代の後輩2人を紹介したいと思います。
有限会社 はんだ http://handa-shizensaibai.jp/
木の里農園 http://konosato.blog2.fc2.com/
彼らは、農家の息子でもないのに持続的な農業を志し、そして今、多くの先見性のあるお客様に支えられながら、農業を生業として力強く生きてきます。
彼らにはTTPも関係ありません。ただ、持続できる農家として強く生き抜くだけでしょう。
正しく、持続できる社会、子供たちに誇りを持って伝えられる国土と社会、それを作るために、それぞれの分野でがんばっていきたいものです。