庭造り

雑木の庭の改修工事2件    平成23年7月12日

 雑木の庭造りに取り組んでからの年月、修行期間をを含めるとすでに18年位になります。
よくも飽きずにつくり続けてきたものだと思います。
 実際に、私の庭つくりは飽きることがありません。
自分の庭は日進月歩で変化してきます。我々凡人は、日々の努力と好奇心で自分の道を深めてゆくしかないのでしょう。
 数年前、自分が精魂込めてつくった庭を今見ると、「今ならこうするのになあ。」と、反省点が必ず出てきます。
 私はそれを素直にお客様に言います。お金をもらって庭をつくらせていただいたのに、自分の未熟ゆえ、こうして反省点があるというのも申し訳ないのですが、その時の全力を尽くした結果がその庭なので仕方ないと思います。

 今週は病み上がりの体を押して、数年前に私がつくった庭を2件ほど、改修しました。

 8年前に造ったこの庭、樹木を育てながら、植栽配置のまずい部分を植え直ししました。
ウッドデッキ手前の木立が今回の植栽です。
 千葉市中央区Iさんの庭です。

 8年の年月を経て、今やウッドデッキの上まで、涼しげな夏の木陰が広がっています。
ウッドデッキを切り欠いて新たに植えた手前の木立のおかげで庭全体が心地よい木々の下の空間となりました。

 夏の日差しを緩和して、逆光に輝く緑が美しく、これでようやくこの庭が完成した気がします。

そしてここは、千葉市緑区Iさんの庭、植栽改修後です。この庭にしては大きすぎた壁泉を撤去し、小さな水鉢を据えて植栽しなおしました。

 主庭奥の木立は、植え付け後4年の歳月を経て、自然な風情を増しています。

木立の合間に佇むデッキの表情。デッキ手前の植栽は今回の改修です。

家屋北側の駐車スペース。デッドスペースに植栽した木々のおかげで、夏の間は1日中木陰となります。わずかな面積で大きな木陰をつくることができるのが雑木の庭のメリットです。

 2件とも、今の私の庭に生まれ変わりました。今後も私の庭は変わり続けてゆくのかもしれません。

株式会社高田造園設計事務所様

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