梅雨の晴れ間に 平成25年6月22日
久々の青空。白い建物は、6年前に建てた事務所の囲炉裏小屋。
小屋の周囲に植えた木々が大きくなり、そしてこの一角が周辺の緑と繋がってくると、それは、この土地の麗しい景色の一隅となるのです。
緑は育てるもの、繋げてゆくもの、一つ一つの点としての緑が繋がり、そして時間をかけて、潤いある風景が生まれます。
今日手入れに訪れたのは、茨城県坂東市のUさんの庭、竣工して早くも3年目となり、その住まいの風景はUさんの暮らしを刻みながら、清らかで落ち着いた心象風景へと昇華してゆくようです。
木々と共にある暮らし、心を映す風景。生き物の気配。いのちの営み、そこに住まれる方に、清らかな草木は様々なことを語りかけてくれます。
そしてそれは時に癒しになり、時には元気を与えてくれます。そんな空間が増えていけば、世の中はどれほど優しいものになることでしょう。
そんなことを願いながら、Uさんご夫妻との一期一会の語らいを楽しみます。そんな至福の時間を持てるのも、この仕事のおかげです。