庭の管理

ホスピスの茶亭の庭 竣工6年目の手入れ 平成22年9月9日

 昨日は2カ月ぶりのまとまった雨になりました。
 私の地元千葉では道路が冠水するほどの、ちょっと、まとまりすぎの大雨でしたが、これを木々はどれだけ待ち望んでいたことでしょう。
 暑く乾燥した夏でした。これを乗り越えた樹木たちは、9月の長雨や夕立ちを待ち望んでいたのです。まさに恵みの雨です。
 夏の終わりのこの時期に、さらに乾燥が続くと、植栽したばかりの木々が枯れてしまう確率は夏以上に大きくなります。
 ようやく降り注いだ雨ですが、温暖化の進行はいよいよ本格的に被害をもたらす段階に来ているようです。
 今後はさらなる猛暑を想定しながら、植栽の時期や樹種、あるいは植栽場所の環境を選んでゆく必要を痛感した夏でした。

 今日は地元のホスピスの茶亭の手入れにうかがいました。

 この庭も植栽してから早くも6年目の夏を迎えました。茶亭はますます森の中に溶け込んで、自然風景へと同化しています。

 そして、木陰の空間もずいぶんとゆったりとしてきました。大きくなった樹間を抜ける風はますます心地よく、快適に作業が進みます。

 成長した木々同士が力を合わせて、お互いが住みやすい森の中の環境をつくっていきます。
 この庭は、極端に暑く乾燥した今夏の間、一度も水やりをしていません。それでも枯れた木も草も、1本もありませんでした。
 手のかからない庭は、環境としてのバランスのとれた庭の証拠です。こうした庭造りを今後もずっと、心掛けていきたいものです。

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