庭の管理

千葉市中央区S氏邸6回目の手入れ 平成22年8月11日 

 
 280坪の敷地内のモミジ林、手入れの依頼を受けて今年で6年目となりました。6回目の手入れです。

上の写真は今日の夕方、玄関アプローチ右側のモミジ林の手入れが終わったところです。


手入れ後のモミジ。夏の青空を涼しげな枝葉越しに見あげるこの美しさ。なんとも言えません。

手入れ後のモミジ林の林床の様子です。手入れ前はほとんど日が差し込まなかった林床に木漏れ日が揺れています。
 6年前、初めてこの庭の管理をお任せいただいた頃に比べると、夏の庭にずいぶんと木陰が広がり、過ごしやすくなりました。
 庭の手入れの際、私たちは、その庭においての環境的にも最適な状態を育てあげ、そしてそれを長く維持するために、手入れするのです。
 庭を環境としてとらえるか、あるいは単なる観賞物としてとらえるか、それによって庭の管理に対する考え方がまるっきり違ってきます。多くの植木屋さんはいまだ環境としての視点が欠落しているように思います。
 住環境をよくするという木の役割を生かし、そしてその効果をできるだけ長く発揮できるよう、よい管理を心掛けたいものです。
 樹木の効用を生かすための手入れということは、ごく当たり前な話だと思います。しかしながら、ぶつ切りにされた見苦しい街路樹や、ただ単に丸く刈り込まれた庭木がいまだになくならないのは、何のために樹木を手入れするのかということがあまり問題提起されてこなかったこと、そして、単に一時のお金のために惰性で手入れするレベルの低い植木屋がいまだ多いことが問題です。

 住まいの環境、樹木と人とのよりよい付き合い方、多くの人にもっともっとよく考えてもらえれば、街も住環境も格段に良くなるのになあと思います。
 

株式会社高田造園設計事務所様

お問い合わせはお気軽に

千葉市にお住いの方で
造園の設計・施工、雑木の庭のことならお気軽にご相談ください。

ページの先頭へ移動