千葉県佐倉市の庭 井戸小屋の足元工事 平成24年3月3日
1月に完成した茅葺き屋根の井戸小屋。その足元の石工事に昨日から取りかかっています。
この家の庭にもともと石がたくさんあったから、その石を使って庭を再構築します。必要な土留めや伝いの機能を果たしながらも、石の景としての強弱をバランスよく整えて、見ごたえのある景色を作っていきます。立体感のある足元の景色が生まれてきました。
足元が引き締まってくることで、茅葺き屋根の風景がより一段と引き立ってきます。これが造園という仕事だと感じます。
何かをつくり、そしてそれを風景として調和させてゆくのが造園の仕事です。
お施主のAさんの主家玄関への伝いも施工中です。石を組み、そして木を植える、その繰り返しのたびに、一つずつ景色が生まれてきます。
広いだけでなく高低差のある敷地条件が、面白い造園の余地を造り出します。
1日作業するごとに景色が変わる、明日は何しようか、考えているとアドレナリンが体の中に充満してきます。