自然と化した庭 8年目の手入れ 平成24年8月10日
7年前に植栽した千葉県佐倉市Yさんの庭です。木々が生い茂り、下から見上げると、まるで森の中にいるようです。
主木となるコナラやケヤキの樹高は約10mに達しました。これらの木々が日差しを遮り、夏の住まいを涼しく快適にしてくれています。
猛暑の炎天下でこの木々がなかったら・・そう考えると、年々生い茂ってきたこの木々がかけがえのないものに思えてきます。
森と化した庭の回遊路。
千葉の里山本来の木々で構成したこの庭では、鳥の糞による植物種の進入やどんぐりの芽吹きなどによって、次々と新たな木々の芽吹きが楽しめます。
どういう訳か、大量のカブトムシが庭に住みついて、勝手に繁殖しています。落ち葉溜めの中でたくさんの幼虫が育ち、成虫となったのでしょう。
この木々を植えたころにはまだ生まれていなかった三男 峻くん(5歳)が、慣れた手つきでカブトムシを捕まえて見せてくれています。
5歳というのにこの表情・・この庭で子供もたくましく野生化していくようです。
この庭に住みつく名古屋コーチンも、6歳になりました。ネコより強いニワトリです。庭の自然の中でストレスを感じることなく、たくましく、まだまだ長生きしそうです。
手入れ後の庭に西日が差し込みます。
手前の小川にはメダカが住み、そしてたくさんの小鳥が水浴びに訪れます。
小鳥が来るせいか、今はこの庭で毛虫もほとんど見かけません。きっと小鳥が食べてくれているのでしょう。
庭というより、自然に同化して、生き物の楽園と化しつつあります。
里山一つ、庭に出現です。