惜秋の山稜 平成27年10月28日
上高地小梨平のカラマツ林の残照。
年の瀬の足音が早くも聞こえてきそうなあわただしい日々の中、お客様とのかねてからの約束で、北アルプスの山を駆け足でご案内させていただきました。
「こんな時期に山に行くなんて・・・、」と、お待たせしているお客様方々の叱咤が聞こえてきそうですが、秋の名残のようなこの時期の山はまた、本当にいいものです。
1日ばかりの駆け足山行でしたが、珠玉のような今回の山行写真を、やはり駆け足で以下に紹介したいと思います。
午後、穏やかな日差し差し込む梓川越しの穂高連峰。
朝の焼岳遠望。
火山活動と風雪による崩壊が進み、深く巨大な谷が刻まれる焼岳の山腹。
飛騨と信濃の国境、北アルプス主脈稜線上の焼岳小屋の佇まい。
朝日に照らされて輝くクマザサの葉。
稜線から穂高連峰を望む。
蒸気湧きたち硫黄の臭い漂う山頂付近の岩場。
焼岳北陵山頂にて。
渦を巻き、音を立てて水蒸気を吹き出す火口部。
大正時代の大噴火によって生じた山頂のカルデラ
峰々の合間を流れる梓川源流を望む
霊湖、明神池と、穂高神社奥宮のご神体、明神岳。
清流梓川とカラマツの紅葉。
去りゆく秋の山々は静かで清らかで、心洗われる思いです。