高田造園の卒業式 平成23年4月3日
昨夜、高田造園設計事務所での5年間の造園修行を終えて独立する社員の卒業パーティーが行われました。
昨夜の2次会の様子です。左から2番目、青い帽子が、これから独立開業する、森田幸次(屋号 森田造園)です。
また一人、当社から新たな若き庭師が自分の道を歩き始めました。彼の人生はまさにこれからです。これから社会の荒波を全身で受け止めながら、お客様や社会に学び、活かされていることに感謝しながら自分自身を高めていかねばなりません。
「自分の人格を越える庭は作れない。」
昭和初期の造園界の巨匠 岩城宣太郎の言葉として、造園世界に伝えられています。
日々精進と反省を怠らず、人や社会に感謝し、切磋琢磨し、自分よりも優れた者に素直に学び、まわりの人を助け、そして自分の信じる道を曲げることなく、自分の人格を磨いてゆくこと、その延長に、それぞれにとっての良い造園人生があるように思います。
プロの職人として生きてゆくための心技体の基本を身につけるのが修業期間ですので、それなりの厳しさがあります。
もちろん、修業期間を全うせずに消えてゆく人もたくさんいます。私も未熟な人間、未熟な親方ですので、それも仕方ないことと思います。
そんな中、こうして私の下から一人前の造園職人として巣立ってくれることは、親方としての冥利に尽きる瞬間でもあります。
彼が彼らしい仕事で造園世界を切り開き、、社会の多くの人たちのために貢献してゆくことを祈ると同時に、このブログをご覧下さった皆様に対しましても、ご縁がありましたら今後の森田造園をどうぞよろしくお願い申し上げます。